座談会

座談会

働くうえで気になるのは、職場の雰囲気や人間関係、そしてワーク・ライフ・バランス。
近海郵船の“働き方”について、クロストークを行いました。

Talk memberトークメンバー

H.T.さんの写真
東京営業部
課長
H.T.さん
2019年入社(キャリア採用)
営業
H.T.さんの写真
東京営業部
H.T.さん
2024年入社
ブッキング
H.K.さんの写真
営業企画部
課長代理
H.K.さん
2015年入社
燃料・潤滑油購買 船舶保険契約管理
Y.M.さんの写真
営業企画部
主任
Y.M.さん
2020年入社
常陸那珂-苫小牧航路
ラインマスター
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業務部業務管理課
M.M.さん
2022年入社
社内ITインフラ整備
Y.K.さんの写真
近郵船舶管理株式会社 船舶部
課長代理
Y.K.さん
2013年入社(キャリア採用)
乗組員配乗および労務管理

Theme01
まずは自己紹介から

H.T.

今日集まったメンバーのなかには普段、交流のない方もいるので自己紹介から始めましょう。私は2019年にキャリア採用で入社し、東京営業部に所属しています。前職はメーカーに勤めていたのですが、モーダルシフトの時代において社会貢献につながる近海郵船(以下、KYK)の仕事に意義を感じて転職しました。それでは、私と同部署にいるH.T.さんから。

H.T.

私は入社2年目で、ブッキング業務を担当しています。海運会社に勤めている父の影響で、国内外の港町に住むことが多かったこともあり、子どもの頃から海運業に憧れていました。就活で企業研究をしたとき、日本の経済や暮らしに直結するKYKの重要性を知るにつれ「ここで働きたい」と思いが固まり、入社しました。

M.M.

私も横浜の港が身近な環境で育ち、子どもの頃見学した「氷川丸」の思い出や、部活動中に見た浦賀水道を通るオレンジの船がKYKのRORO船であることを知って縁を感じたのが、入社の理由です。グループ会社の近海郵船北海道(以下、KYH)への出向を経て、現在は社内ITインフラの保守運用開発導入や業務のDX推進を行っています。

Y.M.

私は"海なし県"埼玉県で育ったからこそ、大きな船を動かすことに強い憧れがあり、KYKに入社しました。大阪支店を経て、現在は営業企画部でラインマスター(以下、LM)として航路収支の管理をしています。

H.K.

私もY.M.さんと同郷の"海なし県"です! 最初に大阪支店、次に定航部(現・営業企画部)ではLMとして航路収支・運航管理業務を担当し、8年目に半年間の育児休業を取得。育休後は福岡営業所に配属となり、現在は営業企画部で購買関係の管理を担当しています。

Y.K.

H.K.さんが入社してすぐの頃、安全運航のために、危険物の積載可否についてやり取りをしましたよね!

私は、別の会社に勤めていたものの、"船乗り"への憧れから退職して船専門の学校で学び直し、近郵船舶管理(以下、KSK)に入社しました。KSKはKYKの運航しているRORO船の保守管理と船員管理を行う会社。海上職を計10年経験しています。現在は、船員課に着任して乗組員の配乗業務をメインに採用・研修等の人事労務に関連する業務を行っています。

Theme02
仕事について(主にジョブローテーション)

H.T.

皆さんはKYKに入社して、何か特徴を実感したことはありますか?

私は、以前は同じ営業職でもモノを売る仕事で個の力が求められましたが、KYKが売るのはサービスであり、その提案には各部門との連携が不可欠であると痛感しています。

H.K.

KYKは総合職採用なので、全社員がジョブローテーションによって各地のあらゆる業務を経験するというのが特徴ですよね。11年間で4回の異動を経験して実感するのは、すべての仕事は繋がっているということ。体験を通して、将来的に幅広い視野をもって根幹的な仕事を担える人材になることが期待されている、と受け取っています。

Y.K.

KSKも、海上職と陸上職のジョブローテーションがありますよ。海上・陸上の両面から全体の業務を知ることによって、自分自身の視野が広がりますからね。

M.M.

勤務地や業務が変わることは、仕事においても人間としても成長できると感じました。私は苫小牧で、新社会人として初のひとり暮らしを始めるという大きな環境の変化を経験しましたが、仕事も暮らしも自分ひとりで成し得ず、人との繋がりによって成り立つことに気付くなど、社会人としての基盤を築く貴重な時間だったと思います。今後もこの学びを活かせば、どんな環境でも前向きに成長できるという自信に繋がっています。

H.T.

ジョブブローテーションは自分だけにあるのでなく、当然、周りの人も変わっていきますよね。先輩の異動により2年目の私に仕事が任されることになって、「責任重大」と思いました。ですが同時に成長のチャンスでもあるので、やりがいも強く感じました。

Y.M.

配属先に関わらず、全国・社内外のあらゆる方々と連携をとる機会が多いので、仕事は協同作業だと感じることが多いです。たとえばブッキング業務は「電話ひとつでできるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、船の荷役立ち合い、荷主訪問、貨物積み降ろしの立ち合いなど、実際に自分の目で見て、現場に関わることが重要だと感じています。

船が動くのは、関係者一人ひとりの協力があってからこそ、そのことを理解することが大切だと、日々実感しています。

Theme03
職場の雰囲気について

H.T.

KYKでは年齢・肩書問わず、役職ではなく「さん」付けで呼ぶこともあって、経営層も含め社員同士の距離が近く感じられますよね。前職では人数も多く関係が薄い構造だったので、私はこの雰囲気を心地よく感じていますが、皆さんはどうですか?

H.T.

社内の雰囲気の良さは、私が1番に自慢したいことです! 先輩や上司は相談しやすい方ばかりですし、ミスをしても必ず的確なアドバイスとフォローをしてくださるので、前向きに次への一歩が踏み出せます。

M.M.

KYKには社員同士のつながりを大切にする文化が根付いていますよね。こうした人間関係の温かさが、チームワークの良さや働きやすさに直結していると思います。事実、ライフイベントがあっても長く働き続ける社員が多いですし、これは誇れることだと思います。

Y.K.

KSKでの海上職は船上で共に過ごす期間が長いです。だからこそ、仕事に関してはチームワークを大切にしながらも、程よい距離感でお互いの個を尊重することも忘れずに人間関係を築いています。

H.K.

信頼関係は仕事にプラスに作用するので、私もKYKの雰囲気の良さは強みであり、誇りだと思います。

Y.M.

誰でも、ジョブローテーションで環境が変化したり仕事で悩んだりすると不安なものですが、それを支えてくれるのは、マニュアルや体制ではなく、結局は"人"ですからね。人間関係の良さこそがKYKの強みといっていいかもしれません。

Theme04
ワーク・ライフ・バランスについて

H.T.

ワーク・ライフ・バランスについてはいかがですか?

Y.M.

有給休暇も含めて休みはしっかり取れるので、オンオフのメリハリをつけて充実が図れています。私は体を動かすことが好きなので、最近は健康のためにもランニングにはまっています。

H.K.

天候などによる緊急事態対応もありますが、社員で連携・分担して対応に当たりますし、代休もあるのでそこは安心ですね。私は旅行が趣味なのですが、大阪や福岡勤務のときは、毎週末観光地巡りを堪能しました。それから、男性社員もほぼ育児休業を取得しており、私も半年取得して、家族と向き合えたのは良かったです。

H.T.

切り替えは大事ですよね。プライベートでは気分転換を兼ねて、家族でゆったり過ごせる場所へ出かけることが多いです。

Y.K.

私は単身赴任なので、週末は長野に帰っています。海上職では家族に会えない期間が長いので、陸上職である今は安定していますね。

H.K.

長期航海のあと、その分、休みは長いんですか?

Y.K.

2~3ヶ月出た後には、数週間のまとまった休暇があるんですよ。海外旅行に行く人もいますし、私も温泉巡りなどを楽しんでいます。

M.M.

それはいいですね!でも私も、休みの充実は負けていませんよ。苫小牧勤務の頃は、地元の登山サークルに入って山に登るほか、ドライブに出かけるなどして北海道の大自然を満喫しました。当時の仲間とは今でも交流が続いています。

Theme05
MVVと各自の意思

H.T.

2024年、創立100周年を迎えたことを機に新たに制定した、会社の指針を明確にするミッション・ビジョン・バリュー(以下、MVV)。これにより、皆さんも個々の気持ちや目標を新たにしたところと思います。これからの取り組みやその思いについて聞かせてください。

H.T.

私の夢は全航路を経験して“KYKのプロ”になることです。ジョブローテーションによってキャリアパスを描けることは、私にとって理想的です。MVVでも掲げる、“好奇心”いっぱいに取り組んでいきます!

H.K.

会社として明確なビジョンを掲げたことで、私たちは「今やるべき事」をしっかり認識しました。創業100年を超える会社として歴史と伝統を誇る一方で、MVVをはじめとする改革にもチャレンジしていく柔軟さ。その両面からのアプローチが新たな力を生むと考えています。

Y.K.

そうですね、採用や船員管理を行う私が「今やるべき事」は、海上で働く乗組員の方々が気持ちよく、長く働き続けられるように、配慮の行き届いた配乗を実現させること。人材不足は、社会的な課題でもあります。海上をよく知る私だからこそできる、チャレンジの時だと思っています。

Y.M.

社会的な課題でいえば、モーダルシフトの推進も私の夢であり挑戦ですね。地球温暖化問題が待ったなしとなっている今こそ、海上輸送の重要性が広く知られ、私たちの仕事が社会に必要だと認識してもらえるよう、取り組んでいきたいです。

M.M.

MVVで掲げる4つの価値観のなかでも、私は「当事者意識」を特に重要視しています。「自分にはできない、関係ない」と思えばそこで終了ですが、相手の立場を自分ごととして捉え、たとえ今はできなくても、足りない知識は先輩方のアドバイスで補い、今私ができる全力を尽くせば、巡りめぐって実を結びます。当事者意識を持つということは、実現への第一歩と信じています。

Theme06
就活生へのメッセージ

H.T.

それでは最後に、これから私たちの仲間になるかもしれない就職活動中の方々へ、メッセージをお願いします。

H.T.

物事が達成すると「やった!次はもっとがんばろう」って思いますよね。KYKでは日々その繰り返しなので、自分自身の成長にも繋がっていると実感しています。皆さんにとって納得のいく道を見つけられるよう応援しています。

M.M.

就活は迷うことだらけで不安になることもありますが、小さな行動から始めてみてください。動くことで周囲からのアドバイスや新たな気付きが得られます。KYKはこの繋がりを大切にできる環境だと強く思います。自分と向き合う大切な時間として、前向きに取り組んでくださいね。

Y.M.

企業研究の際には、その会社が業界のなかでどういう強みを持ち、今後の成長と、それに対する取り組みがされているかに着目してみるといいでしょう。そこに共感を覚えれば、間違いないと思います。

H.K.

そして、やはり最後はご自身の目で会社の雰囲気を見て感じてほしいですね。お会いできるのを楽しみにしています。

Y.K.

私たちは今こそ革新の時として、グループ全体が大きく舵を切ったところです。私も配乗業務の担当として働きやすい環境をどんどん整えているところです。ぜひその変化を実感してほしいと思います。

H.T.

KYKは、「人の役に立ちたい」「社会に貢献したい」という思いが強い方に向いていると思います。そして、私たちは社内外との共創によりそれを実現しようとしています。仲間が増える日を楽しみにしています。

Thank you
ありがとうございました!