社員インタビュー
常陸那珂営業所
H.N. さん

課長代理 営業担当 2024年入社(キャリア採用)
課題や社会のニーズを先読みし、海運業の可能性を広げるような提案を

Job duties 業務内容

2011年に新卒で港湾運送会社に入社。その後、別の海運会社で外航船オペレーターの経験を経た後に、近海郵船(以下、KYK)に中途入社したH.N.さん。現在は常陸那珂営業所で、約50社に及ぶ荷主企業の営業を担当しています。外からの目と中からの目でKYKを知るH.N.さんに、KYKの営業業務と、そこに必要な要素と今後の挑戦について伺いました。

Q 01.
転職・入社の経緯を教えてください。

瀬戸内海を往来する船を眺めて育った私は、新卒で大阪港を拠点に港湾運送や船舶代理店業などを行う会社に入社しました。国内物流部で海陸一貫輸送の配車業務に携わり、KYKとは仕事上深く関わっていました。若手で未熟な自分にもKYKの方々は同じ港の仲間としてあたたかく接してくださり、公私ともに大変お世話になったものです。その後、別の海運会社に転職しましたが、そこでの業務はひとりで遂行する力が求められることが多く、仕事において「人」と「働きやすさ」を大切にしたいと考える自分には合っていないのでは?と考えるように。その時、かつて憧れていたKYKを思い出し、転職を決めました。
遠回りはしましたが、今こうして当時お世話になった方々と肩を並べて働けることを心から嬉しく思っています。

Q 02.
KYKの「営業」とは、どのような仕事ですか?

常陸那珂営業所に配属されて、現在は2年目。関東を起点として北海道方面へ向けた貨物輸送の拠点となっており、ここでの私の主な任務は、荷主企業への営業です。ご要望に応え、トラブルがあれば解決し、関係をつないでいくのが主な仕事ですが、会社の収益にも直結するので責任の重いポジションでもあります。
私が営業として意識しているのは、単なる輸送手段の提案ではなく「物流の未来を見据え、社会課題の解決につながる選択肢を提示する」という視点です。対話のなかで、労働力不足やCO₂削減といった企業の課題に触れることが増えてきました。そうした課題に対して、KYKのサービスがどう貢献できるかを提案するのが、私たち営業の使命です。

Q 03.
そんな営業の仕事に求められる資質とはなんでしょう?

まず“現場感覚を持つ”ことでしょう。私が上長から常々言われているのは、「頭の中だけでなんとかしようとするな。答えは現場に落ちている」ということです。数字だけ見てあれこれ仮説を立てても、実際の運用や意識と乖離していては意味がありません。足を運んで検証し、真に理解することが大切です。そこで求められるのが“好奇心”です。何ごとも「なぜ?」と疑問を持つことが自己成長につながります。わからなければ人に聞けばいい。解決に近付くだけでなくコミュニケーションが生まれ、更なる課題やニーズも見えてきます。そして、“信頼関係を築く力”。私たちの仕事は各関係先との連携が不可欠だからこそ、誠実さと柔軟な対応力が問われると感じています。

Q 04.
他社を知るH.N.さんから見て、KYKはどんな会社ですか?

ひと言でいえば「少数精鋭で支え合うチーム」です。以前の会社は大所帯だったこともあり、上部の方や他部署の人とは話す機会がなく、親密な関係まで発展しにくい環境でした。すると、意見や希望を出すことも、逆に他の意見を知る機会も限られていました。対してKYKは社内のコミュニケーションが非常にスムーズで、役職に関わらず気軽に話せる雰囲気があります。その風通しの良さが、業務のスピードやチームワークにもつながっていると感じています。
もちろん、時にはぶつかることもありますが、それはお互いが真剣に向き合っている証拠。最終的には同じ方向を向いて着地できています。まさに「同じ船に乗っている」といった感覚で、温かさと結束力があります。

Q 05.
常陸那珂での暮らしについて聞かせてください。

常陸那珂営業所は、都心まで車で2時間弱。生活利便性に優れ、一方ですぐ近くにひたち海浜公園や有名なサーフスポット、ゴルフ場などがあり、アウトドア派にとっては絶好のロケーションです。私自身、自然のなかでリフレッシュする時間を大切にしていて、休日は趣味のゴルフ練習三昧(笑)。プライベートもとても充実しています。

Q 06.
H.N.さん自身の、今後の課題は?

社会が急速に変化するなか、常に情報をキャッチアップし、柔軟に対応していく力が求められます。そのなかで、これから注力すべきと考えているのは、「新しい価値を企画・提案する力」です。従来の枠にとらわれず、荷主企業の課題や社会のニーズを先読みし、海運業の可能性を広げるような提案をし続けたい。そのためには、現場の声を聞くこと、業界の動向を学び続けること、そして今まで培ったノウハウを活かしてアイデアを形にしていくことが不可欠です。今の課題は、そうした“企画力”をさらに磨いていくこと。日々の業務のなかで小さな気付きを積み重ねながら、次の一手を考えられる営業を目指します。

Q 07.
これから挑戦したいことや、将来的な目標は?

ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を掲げ革新に挑むKYKのビジョンは、「フネ×ヒトのチカラで日本の未来を明るくデザインする」こと。社会の変化に対応しながらKYKが進化し続けられるよう、新しい技術や考え方を積極的に取り入れてアップデートできる環境づくりに取り組んでいきたいと考えています。
それに向けた私の挑戦は、RORO船をやコンテナ船が持つ特性や役割を理解して、提案素材の拡充を図ること。多様化するニーズに対し、タイミングを逃さず提案し続けることで、KYKの発展に繋げたいと考えています。
そして何より、お客様と共に成長できるWin-Winな仕組みをつくること。課題を共有し、未来を共に描いていけるような関係性を築いていくことが、私のこれからの挑戦です。

Q 08.
就活中の方へ、メッセージをお願いします!

社会インフラとしての安定性に加え、社会課題解決に挑戦するKYKの魅力は、使命感をもって働けることです。さらに私が思うKYKオリジナルの魅力は2つあります。1つは、ジョブローテーションによりさまざまな土地や現場で経験を積めること。仕事はもちろん、荷主企業や関係各社との交流から視野が広がり、新しい価値観やスキルと出会えるチャンスにあふれています。これは、長い社会人人生を歩むうえでも大きな糧となるでしょう。もう1つは、「やってみたい」「成長したい」という気持ちを支える環境があるということです。
KYKは「人を活かす会社」。個人の成長と会社の成長がリンクする実感を得ながら働けるなんて、これに勝るやりがいはありません。

Schedule スケジュール

9:00
出社・前日の出航状況をチェック
前日出航した船に効率よく積載できたか、また、トラブルなどなかったかを確認。
10:00
天候情報のチェック
低気圧や、台風の発生の有無を確認。
11:00
荷主企業との面談アポ
情報交換するために、積極的に訪問する予定を立てます。
荷主企業との面談アポ
13:00
荷主企業訪問
貨物の動向や困りごとをヒアリング。
荷主企業訪問
15:00
レポート作成
営業によって得た情報をCRM(顧客管理システム)に投稿。
16:00
各種進捗管理
消席率・Web Bookingなどの実績を確認し、それに対する対策やフィードバックを行う。
17:00
退社

常陸那珂営業所って、どうですか?

国営ひたち海浜公園の隣に位置し、都心からのアクセスがよく、自然豊かな環境にあります。職場の雰囲気は、私が10数年前、KYKの社員の方に温かく誠実な人柄を感じた通り。役職に関係なく気軽に話し合い、図らずともチームで良くしていこうという気風があります。少人数ゆえに責任も大きいですが、この会社にきて間違っていなかったと思っています。