社員インタビュー
近海郵船北海道
R.N.
さん
港を身近に感じる兵庫県の出身で、親が船関係の仕事に勤めていることから、幼い頃から船の魅力を聞かされて育ちました。そんな背景もあって、もともと船の仕事には大きな憧れがありました。大学では産業経済を学び、就活で目指す業種は迷わず海運業。 近海郵船(以下、KYK)が保有する船のダイナミックさと、北海道から沖縄まで全国の物流を支えている点に魅力を感じたのが入社の決め手です。
グループ会社のKYH出向という形で苫小牧に着任し、1年目は苫小牧―敦賀航路のブッキング業務を担当。荷主のオーダーを受け、船枠に貨物が適切に収まるよう調整をおこなうのが主な業務内容です。2年目から配車業務を担当。荷主にKYKが保有するトレーラーの提供を行うほか、海陸複合一貫輸送といって、Door to Doorの輸送サービスの手配を行うことが主な業務内容です。ドレージ会社と連携を取りながら、効率よく荷主の貨物を輸送し、的確にご要望に応えられるよう、日々業務に努めています。
働いて気付いたことは、ひとつの貨物を安心・安全に運ぶために、多くの人が動いていることです。集荷にあたるドライバー、倉庫を管理する人、荷役をする人、船を動かす人…。さまざまな働きがひとつとなって全国の人々の生活を支えている。入社前は船のダイナミックさに憧れていましたが、今は、その見えない部分にもダイナミックさを感じています。
兵庫県育ちの私にとって、北海道は大自然に包まれた憧れの地。配属が決まったときは「やったー!」という思いでした。北海道ならではの仕事のおもしろさは、広大な畑に実る野菜や大豆が、私たちの仕事によって全国の食卓に運ばれることを実感できることですね。海陸複合一貫輸送の業務では集荷から行うので、「あの畑の野菜を今から集荷するんだな」とリアルにイメージできますし、帰省した際に北海道産の野菜をスーパーで見かけると、「この野菜はうちの船を利用したのかな」と、感慨深いものがあります。
週末は、予定でいっぱいですよ! 趣味の山登りにいったり、ドライブに出かけたり。今は車で道内道の駅124ヶ所全制覇を目指しているところです。また、苫小牧市内の交響楽団に所属しチェロを演奏しているほか、学生時代の友達が遊びに来ることも。運航スケジュールがはっきりしているので月に2回ほど土曜日出勤はありますが、その分代休を取れるので、3連休も作りやすいです。
職場の仲間と過ごすことも多いです。職場の方は、温かくていい人ばかり。「みんなで働きやすい環境を作っていこう」という社風がベースにありますね。初めての勤務地で良い職場と人に恵まれて良かったな、と思っています。
現在はひとりでも集荷や配送の立ち合いに行きますし、その場で注意箇所や改善点を示すなど、臨機応変に自分の判断で対応できるようになりました。繁忙期には、トレーラーが不足しがちなところをうまく調整して荷主に提供でき、「助かったよ」と喜んでもらうこともできました。手応えを感じる瞬間です。入社当時は荷主からの電話を取るだけでも緊張したものですが、成長とともに「やらなきゃ」から「荷主が困っていたら助ける」といった責任感へと意識が変わり、普段の作業にもミス防止の工夫を取り入れるなど、行動が変わったように思います。
まだまだだなと思うことは、現場での経験値。鉄骨や機械類を積載するとき、輸送中の損傷や荷崩れが発生しないように資材で固定します。それにはどの資材が適切かを判断する力が求められます。ベテランの方なら一目で判断できますが、私はすぐに判断することができません。可能な限り現場に立ち、経験を積まなければと思っています。
KYKが掲げるミッション・ビジョン・バリューのミッションである「Bringing value to life.」これに向けて私がやるべきことは、「積極性を忘れず、どんなことでも責任を持って最後まで成し遂げる」ことだと考えています。例えば、配車業務は4人1組で行っています。チーム内で、「誰か、これをお願いできる?」と聞かれれば、「はい!やります!」と真っ先に手を上げるようにしています。そして、働き始めて気付いた「仕事は多くの人たちの協働で成しえる」ということを意識しながら丁寧に漏れがないよう遂行する、そんな姿勢を心掛けています。
これからジョブローテーションで勤務地や業務内容が変わることもあると思います。与えられた業務を極めるのはもちろんですが、物流ネットワークに関わるさまざまな分野に興味があるので、日本郵船グループ内の出向にも積極的に手を上げて、物流業界全体を極めたいと思っています。KYKは内航海運業ですが、例えば出向先で外航海運を経験し世界の物流形態について知れば、戻って活かせることは大きいと考えます。世界も視野に海運業のゼネラリストになる、それは入社前から一貫した夢でもあります。
KYKの魅力は、船という商材を使ったダイナミックな仕事に対し、少数精鋭で業務を受け持つので、大きな責任感とやりがいを感じながら働けることです。また、日本郵船グループの一員であり、安定感や将来性は大きな強み。グループ全体で同じミッションを掲げていることから、協働や交流の機会も多く、一員としての誇りも感じます。ジョブローテーションで各地の業務を経験できるのも魅力。「転勤は不安」という方もいるかもしれませんが、仕事面はもちろん日本の魅力を再発見でき、新たな価値観と出会えるなど、得られることが多いです。自ら可能性を狭めるなんてもったいない。KYKには、今あなたが想像もできないような新しい出会いや発見、様々な経験を積める職場環境が整っています。
Schedule スケジュール
KYH・苫小牧本社って、どうですか?
職場の方は、とにかくフレンドリーで、みんな仲がいいため職場が大好きです。ジョブローテーションの辛いところは、この職場でできた仲間と離れることですね。それくらい仲がいいです。苫小牧は新千歳空港から車で30分程度なので、帰省はすぐにできます!マイカーは必須になりますが、北海道を思う存分に楽しめるはずです!!!